原田 大輔(国立研究開発法人 土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター (ICHARM) 水災害研究グループ 専門研究員) 移流拡散方程式を用いた洪水流に伴う流木の解析 2017年の九州北部豪雨では,山間部から崩壊・土石流によって生産された多量の土砂と流木が洪水流と共に流下し,下流域に甚大な被害をもたらした.このような多量の流木の解析を行うために,移流拡散方程式を用いた流木の解析手法を提案している.この手法を用いて,九州北部豪雨で大きな被害を受けた筑後川水系赤谷川において流木の生産・輸送・侵食堆積の各プロセスについての解析を行っている.